現場ブログ
アスベストを使った家屋の解体工事の注意事項や費用について ④
岡山市の皆さんこんにちは!ALIVEconstructionの佐藤勝彦です。
これまでにアスベストの危険性、アスベストに関する法令について、アスベストを使用した家屋の解体工事の流れについて解説させていただきました。
4日目の本日はアスベストが使用されている家屋の解体工事でかかる費用相場や注意して頂きたいポイントについてご説明していきます。
アスベストが使用された家屋の解体工事での費用相場
除去費用は解体業者ごとに異なってしまいますが、国土交通省のホームページによるとアスベストを処理する面積によって下表のような目安となる処理単価が明示されています。
国土交通省によって定められたアスベストの危険レベルや、天井・屋根材・外壁等の除去していく箇所によっても費用は異なります。
また、民間の建物の場合は国による補助金制度があります。
場合によってはアスベストが使用されているか確認する為の調査から、補助金の対象としている地方自治体もあります。必ず事前にチェックしておきましょう。
岡山市ではアスベスト分析調査に対する補助制度やアスベスト除去等工事に対する補助制度があります!
詳しい規定などにつきましては岡山市ホームページにてご確認ください。
アスベストが使用された家屋の解体で注意するべきポイント
次に、アスベストが使われている建物を解体するにあたって、注意しておきたいポイントをお伝えします。
きちんとした業者選びが大切!
アスベストは大変危険な物質ですので、きちんとした処理を行わないと人体に大きな被害をもたらす可能性があります。
ですので、解体工事が必要になった際にはきちんとした解体業者に工事の依頼をすることが大切です。
以下の2点に注意して業者を選ぶようにしましょう。
- できるだけ工事の実績が豊富な解体業者に解体工事を依頼する
- 有資格者(石綿作業主任者、特別管理産業廃棄物管理責任者)が在籍している解体業者かチェックする
事前調査をしっかり行ってもらいましょう!
一般の解体工事でも共通して言えることですが、適切な工事計画を立て、正しい見積金額を提示してもうためにも、しっかりと事前調査を行なってもらいましょう。
建築資材のサンプル採取やアスベスト分析調査がしっかりとされなかった場合は、解体業者の変更も視野に入れておいてもいいかもしれません。
ALIVEconstructionでは、有資格者が在籍しています。
解体工事の見積と併せてアスベストの使用の有無の調査も行っておりますのでご安心してご依頼ください。
まとめ
かつては住居やビルなどさまざまな建物を建てる際に多く使用され、今では人体への悪影響が懸念されるようになった「アスベスト」。
築年数の経過した建物には、アスベストが使われているものも多くあるため、きちんとした手順を踏み解体作業を行うことが定められています。
アスベストが使われた建築物の解体が必要となった場合には、その危険性をご理解頂いた上で、適宜解体業者へ依頼しましょう。
また、平成26年6月1日に改正された大気汚染防止法により、解体工事位の際に必要な「特定粉じん排出等作業届出」の提出は、「発注者(施主)または、自主施工者」に義務付けられています。
令和4年4月からは、アスベスト調査の結果を行政へ電子報告することが義務化されました。
不動産所有者の個人様でできる作業ではありません。必ず解体工事の依頼をされる事業者へ調査結果の届出の依頼をしましょう。
ALIVEconstructionでは、一般の解体工事はもちろん、アスベスト調査や建物解体工事をワンストップで行っております。
岡山での不動産の処分にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。