現場ブログ
外構まるごと解体の費用|駐車場・ブロック塀・庭をリセットする総額は?

こんにちは!岡山の解体専門業者の株式会社アライブです。
「家の建て替えに合わせて、古くなった外構もこの際まるごと一新したいけれど、ブロック塀や駐車場の解体費用はどれくらいかかるの?」「親から相続した家の庭が、手入れしきれない庭石や池があって…。スッキリさせるための『庭じまい』の費用を知りたい」「外構全体のリフォームを考えているけど、まず今の外構を解体・撤去するのに、どれくらいの費用を見込んでおけばいいんだろう?」このように、住まいの第一印象を決定づける「外構(エクステリア)」を全面的に見直すにあたり、その第一歩となる解体工事の費用について、具体的な疑問やご不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな皆様の疑問を解消するために、私たち解体のプロフェッショナルが、住まいの外回りをリセットする「外構解体」に特化し、その工事が必要となる主な目的から、皆様の関心が高い【コンクリート・金属編】と【庭じまい編】に分けて、種類別の具体的な解体費用、そして見積もり総額を左右する隠れた要因と、費用を賢く抑えるための節約術まで、詳しく、そして分かりやすく解説いたします。
この記事を最後までお読みいただければ、「外構解体」に関する費用感を正確に把握し、ご自宅の建て替えやリフォーム、あるいは「庭じまい」といった様々な目的に合わせて、賢く、そして安心して工事を計画するための具体的な知識が身につきます。岡山で家の建て替えや外構リフォームを具体的に計画されている方、古くなったブロック塀やカーポートの撤去をお考えの方、そして庭の手入れが負担となり「庭じまい」をご検討中のご家族は、ぜひご一読ください。
目次
【目的別】外構解体が必要になる3大シーン(建て替え・リフォーム・売却)
外構解体は、単に古いものを撤去するだけでなく、その後の土地の可能性を広げるための重要なステップです。どのような目的で外構解体が行われるのか、代表的な3つのシーンをご紹介します。ご自身の計画がどれに当てはまるか、考えてみましょう。
1. 家の「建て替え」に伴う外構解体
これが最も大規模な外構解体が行われるケースです。
- なぜ必要か?: 新しい家の基礎工事を行う際、既存の駐車場のコンクリートや、古いブロック塀、庭石などが障害となります。また、新しい建物の配置に合わせて、玄関アプローチや門の位置も変わるため、一度更地に近い状態に戻す必要があるのです。
- ポイント: 家屋本体の解体工事と同時に行うことで、費用や工期を大幅に効率化できます。
2. 外構全体の「リフォーム」
住みながら、家の外回りだけを一新する場合です。
- なぜ必要か?: 「駐車スペースを1台分から2台分に広げたい」「古くて危険なブロック塀を、軽いアルミフェンスに変えたい」「手入れが大変な庭を潰して、ウッドデッキのある空間にしたい」といった、ライフスタイルの変化に合わせた外構リニューアルのために、既存の構造物を解体します。最近では、ご高齢のご家族のために段差をなくすバリアフリー化を目的とした外構解体も増えています。
3. 土地の「売却」準備
相続した家を解体して土地を売却する場合など、土地の資産価値を高めるために行われます。
- なぜ必要か?: 老朽化した塀や、個性的な庭石、手入れのされていない庭木などは、買い手によってはマイナスイメージとなり、売却価格が下がってしまう原因になります。外構を解体してスッキリとした更地にすることで、買い手が自由に新しい計画を立てやすくなり、土地の魅力が高まり、スムーズな売却に繋がります。
以前、あるお客様が相続された土地の売却をご検討されていましたが、敷地内にある大きな池と、鬱蒼と茂った庭木が原因で、なかなか買い手が見つからずにいました。私たちは、これらの外構解体をご提案し、スッキリとした更地にしたところ、すぐに好条件での売却が決まりました。お客様からは、「土地の価値を最大限に引き出すための、前向きな解体だった」と感謝のお言葉をいただきました。
【コンクリート・金属編】ブロック塀・カーポート・駐車場の外構解体費用
外構解体の中でも、特に費用への影響が大きいのが、コンクリートや金属でできた頑丈な構造物の撤去です。ここでは、ご依頼の多い代表的な構造物について、その解体費用の相場を解説します。
(※費用相場はあくまで一般的な目安です。大きさ、材質、基礎の有無、作業環境などによって変動します。)
1. ブロック塀・コンクリート塀の解体費用
- 費用相場: 1平方メートルあたり 約5,000円~15,000円
- ポイント: 費用は、塀の高さや厚み、内部に鉄筋が入っているか、そして地面の下にある「基礎」の大きさによって大きく変わります。隣地との境界線上にある場合は、事前に所有権の確認とお隣様との協議が不可欠です。
2. フェンス・門扉の解体費用
- 費用相場: 1メートルあたり 約2,000円~5,000円
- ポイント: アルミ製か、より重いスチール製かで費用が異なります。支柱を支えるコンクリート基礎の撤去費用が含まれているか、見積もりで確認しましょう。撤去した金属は「有価物」として買い取られ、費用から差し引かれる場合があります。
3. カーポート・ガレージの解体費用
- 費用相場:
- 1台用カーポート(アルミ製):約3万円~7万円
- 鉄骨造ガレージ:10万円~(規模による)
- ポイント: 屋根材の種類や、柱を支えるコンクリート基礎の大きさによって費用が変動します。特に、シャッター付きのガレージなどは、解体・処分に手間がかかるため、費用が高くなる傾向にあります。
4. 駐車場(土間コンクリート・アスファルト)の解体費用
- 費用相場: 1平方メートルあたり 約2,500円~6,000円
- ポイント: 費用を最も左右するのは「厚み」です。厚みが10cmのコンクリートと、15cmのコンクリートでは、破壊する手間も、発生する廃材(ガラ)の量も大きく異なるため、費用に差が出ます。内部に鉄筋(ワイヤーメッシュ)が入っている場合も、費用が上がる要因となります。
以前、あるお客様から「同じ2台分の駐車場なのに、A社の見積もりとB社(弊社)の見積もりで、なぜこんなに費用が違うのか」とご質問を受けました。詳しくご説明したところ、A社はコンクリートの厚みを一般的な10cmで計算していましたが、私たちが現地調査で確認したところ、その駐車場は15cmの厚みがあり、鉄筋も入っている頑丈なものでした。私たちは、その事実を基に、必要な重機や工期、そして廃材処分費を正確に算出したことをお伝えし、費用の根拠にご納得いただけました。正確な現地調査こそが、適正な見積もりの基本です。
【庭じまい編】庭木・庭石・池の撤去にかかる外構解体費用
近年、ご高齢などの理由で庭の手入れが負担になり、管理しやすいシンプルな空間にする「庭じまい」を目的とした外構解体のご相談が非常に増えています。ここでは、庭石や庭木、池といった、庭周りの解体費用と、その際の注意点について詳しく解説します。
1. 庭石・灯篭の撤去費用

和風庭園の趣を醸し出す庭石ですが、一度設置すると処分するのは大変な作業です。
- 費用相場: 数万円~数十万円
- ポイント: 費用は、石の「大きさ」と「重さ」で決まります。人が手で運べる程度の小さな石であれば安価ですが、クレーン車でなければ動かせないような巨大な庭石の場合、クレーンのリース代やオペレーターの人件費だけで、十数万円以上の費用がかかることもあります。また、搬出経路に電線があるなど、作業の難易度が高い場合も費用が上がります。
2. 庭木の伐採・伐根費用
大きくなりすぎた庭木も、管理や安全の面から撤去の対象となります。
- 費用相場: 1本あたり 数千円~数万円
- ポイント: 費用は、木の「高さ」と「幹の太さ」で決まります。特に、高さが5mを超えるような高木は、安全に伐採するための専門技術が必要となり、費用が高くなります。また、切り株を地中に残すとシロアリの巣になる可能性があるため、根っこから掘り起こす**「伐根(ばっこん)」**作業を行うのが理想ですが、その分の追加費用がかかります。
3. 池・泉の解体費用
手入れがされなくなった池は、衛生面や安全面で問題となることがあります。
- 費用相場: 約5万円~20万円以上
- ポイント: 池の解体は、ただ壊すだけではありません。①池の水をポンプで抜く(排水)、②鯉などの生き物がいれば移動させる、③底や壁の防水コンクリートや防水シートを破壊・撤去する、④できた穴を良質な土で適切に埋め戻す、という複数の工程が必要です。特に、埋め戻し作業が不十分だと、後々地面が沈下する原因となるため、丁寧な作業が求められます。
以前、ご高齢のご夫婦から「庭じまい」のご依頼を受け、長年大切にされてきた立派な庭石と池を撤去させていただきました。作業当日、ご夫婦は寂しそうに庭を眺めておられましたが、全ての作業が終わり、スッキリと平らになった土地を見た時、「これで肩の荷が下りた。これからは、草むしりの心配をせず、安心して過ごせるよ」と、晴れやかな表情で仰ってくださいました。外構解体は、時に、人々の暮らしの負担を軽減し、新たな安心を提供する、非常に意義のある仕事だと感じた瞬間でした。
見積もり総額が変わる!外構解体の費用を左右する隠れた要因とは
外構解体の見積もりを取った際に、「思ったより高いな」と感じたり、工事が始まってから「追加費用が必要です」と言われたりすることがあります。それは、一見しただけでは分からない「隠れた要因」が、費用に大きく影響しているからです。ここでは、見積もり総額を左右する、プロが見ている重要なポイントについて解説します。
1. 構造物の「見えない部分」の状況
- 基礎の大きさ・深さ:ブロック塀やカーポート、門柱などは、その多くが地中にコンクリートの基礎を持っています。この基礎が、予想以上に大きかったり、深かったりすると、それを破壊・撤去するための作業が追加で必要となり、費用が上がります。
- 鉄筋の有無:コンクリートブロック塀や土間コンクリートに、強度を高めるための鉄筋が入っている場合、破壊の難易度が上がり、廃材の処分費用も高くなるため、費用が上昇します。
2. 現場の「作業環境」
- 重機の搬入可否:これが費用を大きく左右します。現場の前面道路が狭く、大型のトラックや重機(バックホーなど)が進入できない場合、多くの作業を小型の機械や人の手で行う「手壊し解体」となります。これにより、作業効率が著しく低下し、工期が延びるため、人件費が割高になります。
- 搬出経路の状況:解体で発生したコンクリートガラなどの廃材を、トラックまで運び出す経路が長い、あるいは階段や家の中を通る必要があるといった場合、運搬に多くの人手と時間が必要となり、費用が上昇します。
3. 「隣地との関係性」
- 隣接物との距離:解体するブロック塀などが、お隣の家の壁や車庫、あるいは公共の電柱などと非常に近い場合、万が一にも傷つけないように、通常よりも厳重な養生(シートやパネルでの保護)や、慎重な手作業が必要になります。この安全対策費用が、追加で発生します。
- 境界問題:お隣との境界線が曖昧な場合や、境界上の構造物の所有権が不明確な場合は、解体に着手する前に、測量や話し合いが必要となり、そのための時間や、場合によっては専門家(土地家屋調査士)への依頼費用が発生することもあります。
以前、あるお宅の外構解体で、ブロック塀を壊し始めたところ、その下から、昔の家のものと思われる巨大なコンクリートの基礎が地中から出てきたことがあります。これは、お客様もご存じなかった「地中埋設物」でした。私たちは、すぐさま工事を中断し、お客様にご報告とご説明の上、追加の撤去費用のお見積もりを提示し、ご納得いただいてから作業を再開しました。このように、誠実な業者は、予期せぬ事態が発生した際に、勝手に作業を進めず、必ずお客様と相談します。
外構解体の費用を抑えるコツは「セット依頼」と「相見積もり」
高額になりがちな外構解体費用ですが、いくつかのコツを知っておくことで、賢く費用を抑えることが可能です。ここでは、特に効果的な2つの方法、「セット依頼」と「相見積もり」について、その具体的なメリットとポイントを解説します。
1. 最も効果的なコスト削減術「セット依頼」
「セット依頼」とは、外構解体だけでなく、他の工事もまとめて同じ業者に依頼することです。
- ケース1:家の解体と、外構解体をセットで依頼する
- メリット: これが最もコスト削減効果の高い方法です。
- 重機回送費が一度で済む: 家の解体で使う大型重機を、そのまま外構解体にも使用できるため、重機を現場まで運ぶ費用が一度で済みます。
- 仮設・養生費が共用できる: 家の周囲に設置した足場や養生シートを、外構解体時にも活用できるため、仮設費用が効率化されます。
- 廃材の運搬が効率化できる: 家の廃材と外構の廃材を、まとめて効率良く搬出できるため、トラックの台数や往復回数を減らせます。
- 諸経費の削減: 現場管理費や書類作成費といった諸経費も、プロジェクトが一本化されることで削減されます。
- 効果: 別々に依頼する場合に比べ、数十万円単位で費用を抑えられることも珍しくありません。
- メリット: これが最もコスト削減効果の高い方法です。
- ケース2:複数の外構解体をセットで依頼する「今回はブロック塀だけ」と個別に行うのではなく、「ブロック塀と、駐車場のコンクリート、そして庭石の撤去も一緒に」と、複数の工事をまとめて依頼することで、同様に経費を効率化でき、費用を抑えられます。
2. 適正価格を見極めるための必須作業「相見積もり」
「相見積もり(あいみつもり)」とは、複数の業者から同じ条件で見積もりを取り、比較検討することです。
- なぜ必要か?:外構解体には定価がなく、費用は業者によって大きく異なります。相見積もりを取ることで、その工事の適正な価格相場を把握でき、不当に高額な請求をしてくる業者を避けることができます。
- ポイント:
- 最低でも3社から見積もりを取りましょう。
- 総額だけでなく、各項目の内訳を詳細に比較しましょう。「一式」表記が多い見積もりは注意が必要です。
- 単に一番安い業者を選ぶのではなく、担当者の説明の丁寧さや、安全対策の内容、過去の実績などを総合的に判断し、最も信頼できる業者を選ぶことが、後悔しないための鍵です。
以前、あるお客様が、家の建て替えに伴う解体で、数社から相見積もりを取られました。その中で、私たちの見積もりは、家本体の解体費用と、外構解体の費用をそれぞれ明記し、さらに両方を同時に行う場合の「セット割引価格」もご提示しました。お客様は、その透明性と、セットで行うことの経済的なメリットを具体的にご理解くださり、「これなら納得して任せられる」と、私たちを選んでくださいました。
まとめ
今回のコラムでは、「外構解体」とそれに伴う「費用」という、家のリフォームや建て替え、そして「庭じまい」などを検討される多くの方が直面するテーマについて、その工事の目的から、ブロック塀や駐車場、庭石といった種類別の具体的な費用相場、コストを左右する隠れた要因、そして費用を賢く抑えるための節約術まで、詳しく解説してまいりました。
外構解体は、住まいの第一印象をリフレッシュし、機能性や安全性を向上させ、そして時には日々の暮らしの負担を軽減するための、非常に有効で前向きなプロジェクトです。その費用は、解体するものの種類や規模、そして現場の状況によって大きく変動しますが、事前に費用の仕組みや相場を理解し、計画的に進めることで、予算内で満足のいく工事を実現することが可能です。
そして何よりも重要なのは、隣地との境界問題や安全対策に細心の注意を払い、解体後の新しい空間づくりまで見据えた提案ができる、信頼できる専門業者をパートナーに選ぶことです。特に、家の解体など、他の工事と「セットで依頼」することは、コストを抑える上で最も効果的な方法の一つと言えるでしょう。
この記事が、ご自宅の外回りのことでお悩みの皆様にとって、その問題を解決し、より快適で美しい住環境への第一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。
株式会社アライブでは、岡山地域密着をモットーに、空き家、建て替え時の解体作業から舗装工事までおこなっております。もちろん、このような外構部分の解体工事も、家屋本体の解体と合わせてワンストップで対応可能です。豊富な経験と確かな技術で、お客様の様々なご要望に丁寧にお応えいたします。是非!解体の事なら株式会社アライブにお任せください!
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