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【現場レポート】伝統的な土壁の家屋が解体されるまで〜妹尾での施工事例(後半戦)〜

昔ながらの立派な日本家屋の解体は、現代の住宅とは異なる特有の手順を踏んで進められます。「土壁のお家って、どうやって壊していくの?」と気になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回は妹尾の現場から、内装の手作業解体がさらに進んだ状態から、重機を使ったダイナミックな解体、そして建物が姿を消す直前までのプロセスを3つのステップで詳しく解説します!

ステップ1:土壁と立派な梁(はり)があらわに

まずは、重機を入れる前の内装解体(手バラシ)がかなり進んだ2階(屋根裏)の様子です。

  • 昔ながらの土壁(つちかべ): 壁の表面が剥がされ、中から藁(わら)が混ざった土壁が見えています。床には、壁から崩れ落ちた大量の土の塊が散乱しています。
  • 立派な木組み: 天井を見上げると、建物を支えてきた太くて立派な丸太の梁(はり)が確認できます。長年お家を支えてきた力強さを感じますね。
  • なぜ土を落とすの?: 重機で一気に家を潰してしまうと、この大量の「土」と「木材」が混ざり合ってしまい、処分やリサイクルができなくなってしまいます。そのため、まずは職人の手作業で壁の土を落とし、木材と土をしっかりと分別する地道な作業が行われているのです。

ステップ2:重機登場!構造の解体と木材の仕分け

土や内装材の撤去が終わると、いよいよ重機(ショベルカー)の出番です。

  • ダイナミックかつ慎重な作業: 黄色い重機が建物の中心に入り、骨組みを崩しています。屋根はすでに撤去され、建物の形が少しずつなくなっていくダイナミックな工程です。
  • 手前に並ぶ木材の山: 写真の手前には、重機で取り外された柱や梁などの木材が、長さを揃えて綺麗に積み重ねられています。ただ闇雲に壊すのではなく、重機を器用に操りながら「木くず」としてスムーズに搬出できるよう、現場で同時に仕分けを行っています。
  • 安全対策: 道路との境界にはカラーコーンが並べられ、通行する方の安全をしっかりと確保しながら作業を進めています。

ステップ3:建物の姿が消え、更地への最終段階へ

最後は、建物本体の解体がほぼ完了した状態です。

  • 周囲を囲む巨大な養生シート: 敷地の周囲をぐるりと囲むように、高い鉄パイプの足場と白い防音・防塵シート(養生シート)がしっかりと張られています。重機で建物を壊す際はどうしても騒音やホコリが発生しやすいため、ご近所への影響を最小限に抑えるための必須アイテムです。
  • ガレキの集約: 立派だった2階建ての姿はすっかり無くなり、基礎の上に木材やガレキが集められた状態になっています。重機は今、この集められた廃材をトラックに積み込みやすいようにまとめたり、細かく砕いたりする作業を行っています。
  • 次なるステップへ: このガレキをすべて綺麗に搬出し、地中に残っている基礎コンクリートを掘り起こせば、いよいよ真っ平らな「更地(さらち)」へと生まれ変わります。

まとめ:古民家解体は「分別」が命!

昔ながらの土壁のお家は、現代の家屋に比べて「土」と「木」を綺麗に分けるための手作業(手バラシ)に非常に多くの時間と労力がかかります。

解体工事はただ壊すだけでなく、「環境に配慮した分別」と「近隣への配慮」を両立させながら進められる、とても繊細で計画的な工事です。見えない部分でのプロの仕事を知っていただくことで、解体工事への安心感に繋がれば幸いです!

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