現場ブログ

【施工事例・現場レポート】瀬戸内の風景を守る古民家解体〜丁寧な手作業が生み出す「更地」への道のり〜

皆様、こんにちは! 今回は、穏やかな海と豊かな自然が広がる瀬戸内エリアの現場より、家屋の解体工事の様子をコラム形式でお届けします。

「解体工事って、大きな重機で一気にガシャンと壊すイメージがある…」という方も多いかもしれませんが、実はとても繊細で計画的な作業の連続です。瀬戸内の美しい景観に溶け込む古民家が、どのようにして安全に解体され、次の世代へとバトンタッチされていくのか。今回は3枚の現場写真をもとに、その裏側を分かりやすく解説いたします!

① 狭い隙間も安全第一!手作業による「土壁」の解体

  • 隣家への徹底した配慮: 建物と建物の間が非常に狭い場所での作業風景です。右側の隣接する建物に傷や汚れがつかないよう、間にしっかりと養生シートを張って保護しているのが分かります。
  • 伝統工法と手作業: 足元には崩された大量の土が落ちていますが、これは日本家屋特有の「土壁」を落としたものです。瀬戸内の気候風土に合わせて造られた昔ながらの家屋は、重機が入れない狭い敷地も多いため、このように職人の手作業で少しずつ壁を崩し、慎重に解体を進めていきます。

② 壊すだけじゃない!徹底した「分別」で瀬戸内の環境を守る

  • 資源のリサイクル: 広い作業スペースに、鉄パイプや金属類などの廃材が種類ごとに綺麗にまとめられています。現在の解体工事では、出たゴミをまとめて捨てることはせず、木材、金属、プラスチックなどに現場で細かく「分別」することが求められます。
  • 安全でクリーンな現場: 奥には重機(ショベルカー)と打ち合わせをする職人の姿が見えます。常に現場を整理整頓しながら作業を進めることで、作業員の事故を防ぐだけでなく、美しい瀬戸内の自然環境に負荷をかけないクリーンな工事を保っています。

③ 美しい「更地」の完成と、歴史を受け継ぐ立派な石垣

  • 次のステップへの準備: 建物の本体や地中にある基礎の撤去がすべて終わり、地面が平らに整えられた「更地(さらち)」の状態です。ここまで綺麗に整うと、新しいお家の建築や土地の活用など、次の計画へスムーズに移行することができます。
  • 残すものを守る技術: 敷地の右側には、もともとあった立派な石垣がそのまま綺麗に残されています。瀬戸内の沿岸部や島々でよく見られるこのような美しい石垣は、地域の財産でもあります。解体工事では「すべてを壊す」のではなく、お施主様のご要望に合わせて「残すべきものを傷つけずに美しく残す」というのも、プロの重要な技術の一つです。

いかがでしたでしょうか? 瀬戸内の風景の一部であった建物を安全に解体し、次に活かせる綺麗な状態に戻すまでには、見えないところでの細やかな配慮と職人の確かな技術が詰まっています。

ご自宅の建て替えや、空き家になってしまったご実家の整理などをご検討される中で、「思い出の詰まったお庭の木や庭石は残せるのかな?」など、現在気になっていることやご不安なことはございますか?

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