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解体工事でよくあるトラブル11選!業者とのトラブルを防ぐ対処法と起きてしまったときの相談先もご紹介します
解体工事に関するトラブルについて、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?解体工事は思っている以上に多くの注意点や準備が必要です。事前に知識を持っていないと、思わぬトラブルが発生してしまうこともあります。この記事では、解体工事でよくあるトラブル事例とその対策方法を詳しく紹介します。これを読むことで、トラブルを避けるために必要な対策や、もしトラブルに巻き込まれた場合の対処方法がわかります。
解体工事を予定している方や、過去にトラブルを経験した方にとって、必見の内容です。ぜひ最後までお読みください。
解体工事で起こるトラブルとは
解体工事は、物理的な作業を伴うため、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。具体的なトラブル事例を知っておくことで、予防策を講じることができます。一般的には、工事前、工事中、工事後のそれぞれの段階でトラブルが発生します。それぞれのケースについて見ていきましょう。
解体工事前に起こるトラブル事例
近隣住民への挨拶や事前説明がされていない
解体工事前に最も重要なのは、近隣住民への挨拶です。近隣住民に対して解体工事の予定や工事期間、作業内容を事前に説明していないと、後々トラブルに発展することがあります。特に、騒音や振動、粉塵などが原因で近隣住民が不快感を覚えることがあります。
許可を得ていない解体業者に依頼してしまう
解体工事を行うには、必ず適切な許可を得ている業者に依頼しなければなりません。許可がない業者に依頼してしまうと、法律違反となり、工事が途中で中止になる可能性があります。必ず業者が許可を持っているか確認しましょう。
解体業者が損害賠償保険へ加入していない
解体工事中に万が一事故や損害が発生した場合、損害賠償保険に加入していない業者に依頼すると、補償を受けることができません。必ず業者が保険に加入しているか確認しましょう。
解体工事中に起こるトラブル事例
振動で隣の家の外壁や内壁に被害を与えてしまう
解体工事の際に重機を使用することで、隣の家の外壁や内壁に振動が伝わり、被害が出ることがあります。特に古い建物では、このような影響を受けやすいです。事前に影響を予測し、対策を講じることが重要です。
重機を使うため地盤が緩んで家が傾く
解体工事中、重機の使用によって地盤が緩むことがあります。このため、隣接する家屋が傾いてしまうことも考えられます。事前に地盤の強度を確認し、適切な方法で作業を進めることが必要です。
解体業者が時間外の作業をしてしまう
解体工事中に時間外の作業が行われると、近隣住民に迷惑をかけることがあります。作業時間については事前に決め、守らせるようにしましょう。
隣の家との公共物を壊してしまう
解体作業中に隣の家との境界を超えて公共物を壊してしまうこともあります。この場合、修理費用を負担しなければならないことがあります。工事前に境界を確認し、注意して作業を行うことが必要です。
粉塵やほこりが飛ぶ
解体作業においては、粉塵やほこりが周囲に飛ぶことがあります。特に風が強い日には、これが問題になります。粉塵を抑えるためのシートを使用するなどの対策が必要です。
路上駐車等による通行の妨げ
解体工事の作業員や車両が路上に駐車してしまうと、通行の妨げになります。事前に駐車スペースを確保し、通行に支障をきたさないようにしましょう。
複数の建築物がある場合に間違えて解体してしまう
解体する建物が複数ある場合、間違えて他の建物を解体してしまうことがあります。事前に解体する建物を明確にし、間違えないように注意しましょう。
解体工程が遅延する
解体工事が予定通りに進まないことがあります。天候不良や予期しない問題が発生することもあるため、予備日を設けておくことが大切です。
アスベストの飛散による被害
古い建物ではアスベストが使われていることがあります。解体作業中にアスベストが飛散すると、健康に大きな影響を与える可能性があります。事前にアスベストの有無を確認し、適切な処理を行いましょう。
解体工事後に起こるトラブル事例
想定していた解体工事の範囲が違っていた
解体範囲が事前に約束していた範囲と異なっていた場合、追加費用が発生することがあります。契約時に範囲を明確にし、変更があれば事前に相談しましょう。
整地工事がされていない
解体後、整地工事がされていない場合、土地が不整地のまま残ってしまいます。整地をしっかり行ってもらうことを確認しましょう。
無断で追加費用を上乗せされていた
解体工事後に無断で追加費用を請求されることがあります。工事前に見積もりをしっかり確認し、契約書に明記することが大切です。
建物取毀証明書を発行してもらえない
解体工事後に建物取毀証明書が発行されない場合、建物の解体が法的に完了していないことになります。必ず証明書を取得しましょう。
産業廃棄物を不法投棄される
解体作業後に、産業廃棄物を不法投棄されることがあります。業者が適切に処理することを確認しましょう。
解体工事のトラブルを避ける対策
近隣住民への挨拶周りを率先して行う
解体工事前に、近隣住民に挨拶をして説明を行うことで、理解を得やすくなり、トラブルを未然に防げます。
依頼する業者の実績や評判をチェックする
業者の実績や評判を確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。過去の事例や口コミを調べることが重要です。
影響が出ると考えられる箇所は事前に写真撮影をする
近隣住民とのトラブルを避けるため、影響を与える可能性がある場所は事前に写真で記録しておきましょう。
工事協定書を作成し、記録に残す
工事内容やスケジュール、料金について協定書を交わし、記録に残すことで後々のトラブルを防ぐことができます。
家屋調査を入れる
解体工事前に家屋調査を行うことで、振動や影響を予測し、適切な対策を講じることができます。
マニフェストの提出を依頼する
産業廃棄物の処理に関して、マニフェストを提出してもらうことで、不法投棄を防ぐことができます。
建設業許可か解体工事業登録の有無を確認する
業者が適切な許可を持っているか確認し、安全な工事を依頼しましょう。
解体工事トラブルの被害にあった場合の相談先
消費者センター
解体工事に関するトラブルが発生した場合、消費者センターに相談することができます。
弁護士
トラブルが法的な問題に発展した場合、弁護士に相談することが有効です。
法テラス
法テラスを利用して、弁護士に無料で相談することができます。
相手が違法な業者の場合は役所に通報
違法な業者に依頼してしまった場合は、役所に通報することが必要です。
解体工事後のチェックポイント
解体工事が完了した後も、確認すべきポイントがあります。工事の終了後に発生するトラブルを未然に防ぐためにも、以下のチェック項目をしっかりと確認しておくことが重要です。
解体後の安全確認
解体が完了した後に、安全確認を怠ると、近隣住民や作業員に危険を及ぼすことがあります。たとえば、解体後に残された鋭利な金属片や、未処理の産業廃棄物が周囲に散乱していることも考えられます。作業終了後に、安全が確保されているかを確認することは、トラブルを防ぐ基本的なステップです。
環境に配慮した廃材の処理
解体工事によって出た廃材の処理方法についても確認が必要です。不法投棄されることがないよう、適切に処理されているかを確認しましょう。特に、アスベストや有害物質を含む廃材がある場合、その処理方法は慎重に行う必要があります。
建物の取り壊し証明書の取得
解体工事を完了した後、建物取毀証明書を受け取ることが必要です。この証明書がなければ、後々の手続きに支障をきたすことがあります。建物取毀証明書は、解体工事が法的に正しく行われたことを証明する重要な書類ですので、必ず受け取るようにしましょう。
追加費用が発生しないかの確認
解体工事中や後に追加費用が発生することがありますが、これについて事前に確認しないと、後々高額な請求を受ける可能性があります。見積もり書に記載されていない費用が発生しないか、契約書に基づいてしっかりと確認しましょう。
解体工事の契約内容の見直し
解体工事がスムーズに進むためには、契約内容をしっかりと理解しておくことが重要です。契約書には、工事範囲や期間、費用などが記載されています。万が一、契約内容に疑問を感じた場合は、すぐに業者に確認し、必要であれば契約を見直すことが必要です。
解体工事の明確な契約内容
契約内容は、工事の詳細、開始日、終了日、作業内容など、すべての項目を明確に記載してもらいましょう。特に、料金については追加費用が発生しないか、作業範囲が具体的に記載されているか確認することが大切です。
支払い方法の確認
支払い方法や支払いタイミングについても、契約時に確認しておくべきです。支払い条件が曖昧だと、後々のトラブルにつながることがあります。契約書に記載された支払い条件を確認し、納得できる形で支払いを行いましょう。
解体工事のトラブル事例と予防策を再確認
解体工事に関するトラブルは、しばしば予測が難しいものです。しかし、事前にしっかりとした計画と確認を行うことで、そのリスクを軽減できます。今回は、特に多く発生するトラブル事例と、それらを未然に防ぐための予防策を改めて振り返ってみましょう。
解体工事前の準備を徹底する
解体工事が始まる前にしっかりとした準備を行うことがトラブルを防ぐ第一歩です。たとえば、近隣住民への挨拶や事前説明が不足していると、工事中に不満が募り、後々の問題に繋がりやすくなります。工事の前にしっかりとコミュニケーションを取り、近隣との信頼関係を築くことが、工事の円滑な進行には欠かせません。
また、信頼できる業者選びも重要です。解体工事を依頼する業者の実績や評判を事前に調べ、契約書でしっかりと作業内容や料金を確認することがトラブル防止につながります。
解体工事中の作業環境を管理する
工事が進む中で発生しやすいトラブルには、振動や騒音、粉塵の飛散などがあります。これらの問題が近隣住民に悪影響を及ぼすことを避けるため、作業中は十分な管理を行うことが求められます。
例えば、振動で周囲の建物に損害を与える可能性がある場合は、解体作業の際に適切な振動対策を講じ、近隣の家の状態を事前にチェックしておくとよいでしょう。また、粉塵が飛散するリスクが高い場合には、防塵シートを設置するなどの対策が効果的です。
解体後のチェックで追加費用を防ぐ
解体工事が終わった後のトラブルで多いのが、追加費用の発生や契約範囲と異なる作業の実施です。このような事態を避けるためには、工事前に取り決めた内容がしっかりと守られているかを確認することが重要です。
もし解体後に予想外の追加費用が請求された場合、契約書を基に内容を確認し、不明点があれば速やかに解決を図ることが求められます。また、作業範囲に違いがないか、必要な書類がすべて整っているかも確認しましょう。
解体工事における予防措置を強化するためのアクションプラン
解体工事は、予期しないトラブルを最小限に抑えるために、事前にしっかりとした対策を講じることが求められます。ここでは、さらに効果的な予防措置と、それらを実行するためのアクションプランをご紹介します。
1. 近隣住民との早期のコミュニケーション
解体工事において最も重要なのは、近隣住民との良好な関係を築くことです。事前に挨拶をして工事の内容、期間、時間帯などを説明することで、トラブルを回避できます。また、もし騒音や振動が予想される場合には、事前にその旨を伝えておくことが大切です。さらに、工事中にも定期的に進捗状況を報告することで、信頼を維持しやすくなります。
アクションプラン
解体工事開始前に、近隣住民へ工事の計画書を配布
工事期間中に定期的に進捗報告を行う
近隣住民からの苦情や要望を迅速に対応
2. 適切な許可を取得する
解体工事を行うためには、法的な許可が必要な場合があります。特に、アスベストを含む建物の解体や、特定の規模以上の建物の解体には、許可を得る必要があります。許可を得ていない業者に依頼することは、大きなリスクを伴いますので、必ず許可を得た業者に依頼しましょう。
アクションプラン
解体工事前に必要な許可を確認し、取得する
許可がない業者には依頼しない
許可証のコピーを依頼者に提出するよう業者に確認
3. 工事中の事故を防ぐための安全対策
解体作業中に発生する事故は、作業員や近隣住民の安全を脅かすものです。これを防ぐために、重機や工具の適切な使用、作業区域の安全確保が必要です。特に、解体現場では通行人や車両の進入を防ぐため、バリケードを設置するなどの対策を取ることが重要です。
アクションプラン
作業区域に安全柵やバリケードを設置
作業員に対する定期的な安全教育の実施
道路交通の管理を徹底し、交通の妨げや事故を防ぐ
4. 廃棄物処理の徹底
解体工事によって出た廃材や産業廃棄物の処理方法についても、事前に計画を立てておくことが重要です。不法投棄や適切でない処理が行われた場合、周囲の環境や住民に大きな影響を与える可能性があります。必ず適切な処理業者に依頼し、マニフェスト(廃棄物管理票)の提出を求めるようにしましょう。
アクションプラン
廃棄物処理業者と契約し、処理方法を事前に確認
廃棄物処理の証拠としてマニフェストの提出を求める
廃材の再利用やリサイクルを検討し、環境負荷を軽減
5. 工事後のチェックと書類の整理
工事後、解体現場を確認することはもちろん、必要な書類の整備も忘れてはなりません。特に、建物取毀証明書や解体後の土地の整地確認書類などは、後々重要な手続きに必要となる場合があります。また、工事中に発生した費用や変更点を記録しておくことも、追加費用が発生した際のトラブルを防ぐ手立てとなります。
アクションプラン
工事完了後、現場の最終確認を実施
すべての書類(建物取毀証明書や整地確認書など)を整理・保管
変更や追加費用があった場合には記録に残し、確認
解体工事トラブルを避けるためのまとめ
解体工事を成功させるためには、事前準備と適切な業者選び、工事中の注意点を守ることが最も重要です。また、工事後の確認作業も欠かさず行うことで、万が一のトラブルを未然に防ぐことができます。
解体工事にはリスクがつきものですが、事前の準備や業者選び、契約内容の確認をしっかり行うことで、そのリスクを大幅に減らすことができます。もし、トラブルが発生した場合でも、早期に適切な対応をとることで、最小限の被害で解決できる可能性が高くなります。
解体工事を安全かつスムーズに進めるために、ぜひこの記事で紹介したポイントを参考にして、しっかりと準備を整えましょう。
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