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【解体工事とダイオキシン:見過ごされがちなリスクと安全な解体のポイント】

こんにちは!岡山の解体専門業者の株式会社アライブです。

「解体工事」と聞いて、多くの方が建物の取り壊しや更地になる様子を想像されるでしょう。しかし、その裏側には、一般の方にはあまり知られていない重要なリスクが潜んでいます。その一つが「ダイオキシン」です。「解体工事でダイオキシン?関係があるの?」と思われた方も多いかもしれません。ですが、古い建物の解体では、このダイオキシン問題は非常に重要なテーマとなります。この記事では、解体工事とダイオキシンの関係性、リスク、そして安全な解体を実現するための対策について、専門家として分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、なぜダイオキシン対策が必要なのか、そして安心して任せられる解体業者はどう見極めれば良いのかが分かります。特に、親から譲り受けた古い実家の解体を検討しているご家族や、建て替えを考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

解体工事とダイオキシン:見過ごされがちなリスクと安全な解体のポイント


解体工事を検討している皆さんは、ダイオキシンという言葉を聞いて、ピンとこないかもしれません。ダイオキシンは、廃棄物の焼却など特定のプロセスで発生する、非常に毒性の高い化学物質の総称です。これがなぜ解体工事と関係があるのか、具体的なリスクは何なのか、そしてどのような対策が必要なのかを、専門家の視点から詳しく解説していきます。

知っておきたい「ダイオキシン」の基礎知識と解体工事との関係


ダイオキシンは、私たちの日常生活の中ではあまり意識することのない物質かもしれません。しかし、解体工事においては、その存在とリスクを無視することはできません。特に、ダイオキシン類が発生する可能性がある特定の物質を含む建材が使われている古い建物を解体する際には、細心の注意が必要です。

ダイオキシン類とは、塩素を含む物質が燃焼する過程で生成される、極めて毒性の強い化学物質の総称です。例えば、プラスチックの一種である塩化ビニル樹脂などが燃焼する際に発生します。過去の焼却炉から排出されたり、産業廃棄物の不適切な処理によって環境中に放出されたりすることから、社会問題として大きく取り上げられてきました。解体工事でなぜダイオキシンが問題になるかというと、古い建物には、この塩化ビニル樹脂を主成分とする建材が多数使用されている可能性があるからです。これらの建材を解体する際に、万が一、不適切な方法で解体・処理されてしまうと、建材が燃焼し、ダイオキシンが発生するリスクが生じます。

古い建物ほど要注意!ダイオキシンが発生しやすい建材とは?


解体工事においてダイオキシン発生のリスクを理解する上で、どのような建材に注意すべきかを知ることは非常に重要です。特に、1980年代以前に建てられた古い建物では、現在では使用が避けられている建材が使われていることがあります。

具体的には、塩化ビニル製の外壁材、床材、断熱材、配管などが挙げられます。これらの建材は、高度経済成長期に安価で耐久性に優れているという理由から広く普及しました。しかし、これらの建材を不適切な方法で焼却処理すると、ダイオキシン類が発生する危険性があります。例えば、私たちの業界では「塩ビシート」と呼ばれる建材が、かつて屋根や床の防水材として盛んに使われていました。また、内装の壁紙や床材にも塩化ビニル樹脂が含まれているものが多くあります。これらの建材を解体時に分別・適切に処分しないと、予期せぬリスクを招くことになります。ある現場では、解体作業中に古いビニール製のシートが大量に出てきて、事前の調査では見つからなかったため、急遽作業計画を見直したことがありました。このように、解体作業を進めていく中で、ダイオキシン発生の可能性がある建材が発見されるケースは少なくありません。

見えないリスクに備える!解体工事のダイオキシン対策と法律


解体工事におけるダイオキシン対策は、単なる業界の自主規制ではありません。国の法律によって厳格に定められており、解体業者はこれらを遵守する義務があります。この法律を知ることで、依頼者様も安心して解体工事を任せられる業者を見極めることができます。

  1. ダイオキシン類対策特別措置法

この法律は、ダイオキシン類による環境汚染を防止し、国民の健康を保護することを目的としています。解体工事の現場では、ダイオキシン類を含む廃棄物の焼却や、飛散防止策などが厳しく定められています。例えば、ダイオキシンが発生する可能性のある建材の焼却は、原則として禁止されており、専門の施設で適切に処理されなければなりません。私たちの現場では、これらの建材は他の廃棄物と厳格に分別し、専用のコンテナに保管して、指定された処理施設へと運びます。法律を守ることは、私たち解体業者にとって、お客様と地域社会の安全を守るための最低限の義務です。

  1. 廃棄物処理法

解体工事で発生する廃棄物は、「産業廃棄物」として分類されます。この廃棄物処理法には、産業廃棄物を適正に分別、収集、運搬、処分することが定められています。特にダイオキシン発生の可能性がある建材については、他の廃棄物と混ぜることなく、専門の処理施設で中間処理または最終処分を行う必要があります。もし、これらの法律に違反した場合、罰金や業務停止命令といった厳しい罰則が科せられます。過去に不適切な処理を行った業者が摘発された事例もあり、依頼者様も安心して解体工事を依頼するためには、こうした法的な知識を持つ業者を選ぶことが重要です。

安心安全な解体のために!専門業者が実践する具体的な対策


私たち株式会社アライブでは、お客様の建物はもちろん、近隣住民の皆様と作業員の安全を最優先に考え、徹底したダイオキシン対策を講じています。ここでは、具体的な対策の一部をご紹介します。

  1. 事前調査の徹底

解体工事の前に、建物に使われている建材を詳細に調査します。特に、古い建物については、図面や過去の改修履歴を確認し、ダイオキシン発生の可能性がある建材が使われていないかを丁寧にチェックします。この事前調査でリスクを特定し、適切な対策を立てることが、安全な解体工事の第一歩です。以前、事前調査で床下の塩ビシートを発見した際には、お客様に状況を説明し、通常の解体費用とは別に専門的な撤去・処分費用をご提示しました。透明性の高い情報共有が、お客様の安心につながると信じています。

  1. 適切な解体方法と粉塵飛散防止策

ダイオキシンは、粉塵となって飛散するリスクがあります。そのため、私たちは「水養生」を徹底しています。これは、建材の解体時に水を散水することで、粉塵の飛散を抑える方法です。また、重機で一気に建物を壊すのではなく、建材を一つひとつ丁寧に分別しながら解体する「手分別解体」を行うこともあります。これにより、不必要な粉塵の発生を抑え、ダイオキシン発生の可能性のある建材を確実に分別することができます。

  1. 作業員の安全確保

作業員の健康を守ることも、私たちの重要な責任です。ダイオキシンにさらされるリスクを最小限に抑えるため、作業員には防塵マスク、防護服、手袋などの保護具の着用を義務付けています。特に、ダイオキシン発生の可能性がある建材を扱う際には、より高性能なマスクを使用し、作業終了後には体の洗浄も徹底しています。

  1. 廃棄物の適正処理

分別されたダイオキシン発生の可能性がある廃棄物は、他の廃棄物と厳格に区分し、専用のコンテナに保管します。そして、専門の産業廃棄物収集運搬業者を通じて、法律で定められた中間処理施設へ運搬します。これらのプロセスは、マニフェスト(産業廃棄物管理票)によって厳密に管理され、最終処分まで追跡できるようになっています。これにより、不法投棄などのリスクを完全に排除し、環境への配慮を徹底しています。

後悔しないために!ダイオキシン対策にかかる費用と正しい業者の選び方
「ダイオキシン対策って、やっぱり費用が高くなるの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、適切な対策は、最終的に皆様の安全と安心を守るための投資です。

  1. ダイオキシン対策の費用内訳

ダイオキシン対策には、主に以下の費用が含まれます。

事前調査費用:建材にダイオキシン発生の可能性がある物質が含まれているかを確認するための分析費用。

追加の人件費:通常よりも手間がかかる手分別解体や、特別な保護具を着用する作業にかかる費用。

特別産業廃棄物処分費用:ダイオキシン発生の可能性がある建材を、専門の施設で処分するための費用。

これらの費用は、建物の規模や使用されている建材によって大きく異なります。しかし、当社では、事前のお見積りでこれらの費用を明確にご提示し、お客様が納得された上で工事を進めます。

  1. 信頼できる業者の見分け方

事前調査を丁寧に行うか:建物の解体工事では、事前の現地調査が非常に重要です。ダイオキシン発生の可能性がある建材を特定するために、丁寧な調査を行う業者を選びましょう。

マニフェスト(産業廃棄物管理票)を提示できるか:廃棄物の適正な処理を証明するマニフェストについて、事前に説明してくれる業者を選びましょう。これにより、不法投棄のリスクがないか確認できます。

法令遵守について明確に説明できるか:ダイオキシン類対策特別措置法など、関連法規について専門的な知識を持ち、分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。

見積もりが詳細で透明性があるか:解体費用だけでなく、ダイオキシン対策にかかる費用を細かく内訳として提示してくれる業者を選びましょう。

まとめ

この記事では、解体工事におけるダイオキシンという見過ごされがちなリスクと、その対策の重要性について解説しました。ダイオキシンは、特に古い建物の解体時に発生する可能性があり、その対策は法律によって義務付けられています。私たち解体業者は、事前調査の徹底、適切な解体方法、作業員の安全確保、そして廃棄物の適正処理を通じて、お客様と地域社会の安全を守る責任があります。

株式会社アライブでは、岡山地域密着をモットーに空き家、建て替え時の解体作業をおこなっております。是非!解体の事なら株式会社アライブにお任せください!

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